Scrabblez* bien !
お知らせ : 更新について。
暫く、滞り気味予定です。
家族が入院したため、看病を含めた自分の生活リズムを作れるようになるまでしばしお待ち下さい。
授業のほうには支障がないようにしますので、どうぞご心配なく。
今週はなんだか色々あって精神的に疲れた・・・ので、思わずふらふらと手に取ってしまったのは「エハイク紀行」(吉田戦車)。
ジョン・健・ヌッツォ。
(吉田キャラ中ではしいたけが一番好き)
このあたりの話題のはっちゃけぶりで、お疲れ度を察して下さるとうれしい。
フランスからはるばる届いたスクラブルを木曜日のアトリエDELFでやりました。(Kさん謝謝!)
やる度に、自分の知識のあいまいさとか、後で「なんであそこでこの単語作らなかったんだ!」とか、頭を掻き毟りたくなる。
ボキャブラリーの訓練には本当にいいゲームです。
フランスから簡単に取り寄せられたらいいのにね。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
*造語です。
To the happy fastidious epicures
Le couvert.
最初で最後?!の『晩餐会』、La table d'Epicure(エピクロスの食卓)。
ここはホテル・オークラ新潟 15階 スターライト。
NHKのフランス文化講座、Passion! Franceの締めくくりは豪華な現地講座でフランス料理の基礎知識を学びつつ、コース料理を頂きました。
久々のExposéだったので、とても面白かった!資料を読み漁るのに1週間、プランで1週間。
それにしても、フランス料理っていうのは面白いエピソードが多いです。
参加者Aさんも言っていましたが、ひとつのエピソードだけで一回分の講座が作れる位です、ホント。
料理の方は、今では普通に食べられないようなメニューばかり。
スターライトの方々、本当にありがとうございました。
なのに、写真を撮り忘れた・・・Je suis BETE comme mes pieds !!!!
メニューだけでも、おすそ分け致します
「知る」というパラドックス
Je commence à m'embrouiller...
(わけわかんなくなってきた・・・)
土曜日のアトリエで、何気なく取り上げたのだけれど、いたずらに生徒の皆さんを悩ませることになってしまい、猛省しつついろいろと調べてみたんですが・・・
【connaître と savoir の違いについて】 (!以下、長く、多少専門的です)
これについて、特別な授業を受けた記憶がないのですが、いつの間にか自然に違いが身についていたのであんまり深く考えなかったことに気づきました。(語学学校などでは、初級レベルのクラスだとたぶん授業があるはずです。)
両方とも、辞書を引くと「知る、知っている」という意味が出てきますが、微妙な感覚の違いがあり、それが腑に落ちるには多少の経験が必要なものなのかもしれません。とにかく、ネイティブでさえ、違いがあるのはわかるけれどそれをきちんと説明するのが難しいのがこの二つの語。 フランス版Yahoo!知恵袋でも質問がでていたりします。(フランス語) http://qc.answers.yahoo.com/question/index?qid=20080603125003AAfb7JJ
「肌で感じる」いい説明がないものかと、ネットやら辞書やらをうろうろしました。
アトリエでみんなで辞書を調べた時、幾人かが挙げたのが、「connaîtreは節や動詞の原形を取れない」という点。
確かにこれは大きな違いで、例えば 「彼がフランス語を喋るということを知っている」という場合、 Je sais qu'il parle français. Je connais qu'il parle français.*
だし、「彼はフランス語を喋ることができる」という意味で「知っている」を使うのも
Il sait parler français. Il connaît parler français.* (*は誤法)
と、savoirのみ。
※connaîtreは普通CODを取り、節が使えるのはcelui que...の場合のみ。 Je connais celui qui parle français dans cette classe. このクラスの中でフランス語が喋れる奴がいるんだ(=このクラスの中のフランス語話者を私は知っている)。
これは、phrase complexe(複文)が作れるようになってくるとわかる文法上の違いで、意味論(sémantique)上で区別をつける方法ではありません。単文しかマスターしていない段階で「節が・・・」と説明されても、理解をするのはなかなか難しいはずです。私の場合、日本語の文法的説明は漢字だらけで混乱し、息が上がってくる(過呼吸)。
でも、フランス人の子供はpropositionとかinfinitifとか、文法上の決まりを全く把握していなくてもsavoirとconnaîtreを使い分けることができるんですから不思議!
フラYahoo!知恵袋で回答者が答えている中でちょっと面白いと思ったのが、「savoirをconnaîtreの上位に置く」という考え方。
connaîtreの元になっているラテン語”cognoscere”はフランス語で「apprendre à savoir(知ることを学ぶ)」。一方、savoirは語源が諸説あるけれど、"sapere" (avoir du goût 味がある)から来ているというのが定説(回答者の挙げているscireは間違った語源のようです)。「知ることを習得する」という意味の語源から考えると、connaîtreよりもsavoirの方がより主観的な意味合いがあるのでは・・・と思っていたら、わかりやすい説明に出会いました。
定義から見ていくと、 connaître は知る対象が外にあること、それに対し、 savoir では知る対象が内部に取り込まれることが相違点であるようです。この違いに気づくと、 savoir の持つ「できる」に近い意味、 je sais nager (私は泳ぐことができる)が泳ぐ技術を内に取り込み、能力として実践的に運用することができるというつながりで理解することもできる。人を目的語とする時に、 connaître が好まれるのは、人は主体の外部に存在し、容易に内部化できないことと関係があるでしょう。
一外国人として、私自身の感覚というのはとても危うくて、誤用している場合もあるので慎重に調べる必要があって、例えば
Tu connais l'adresse de Julie ? (ジュリーの住所知ってる?) 厳密にはこれはsavoirを使うべきなのでしょうが、結構connaîtreが使われているような気がします(実際、ネット検索をかけると出てくる)。
これを説明するのに、もうひとつ抜粋
Il est remarquable que « savoir » ne s'emploie guère avec les personnes et qu'il ne montre, en pareil cas, qu'une connaissance superficielle : « Je sais une femme qui a guéri de cette maladie » indique que je connais son nom et quelques détails sur sa personne, c'est tout ; « je connais une femme » marque une connaissance plus approfondie, même sans aller jusqu'au biblique : « Adam connut Ève et elle enfanta Caïn ». Avec les choses on pourrait tenter une distinction analogue et justifier la différence entre « savant » et « connaisseur ». savoirは人に使われることがあまりなく、使われた場合は表面的な面識しか表さない。「この病気が直った女性がいる(savoir)」は、「私」がその女性の名と、彼女について多少のことを知っている、ということを示すだけに止まる。一方、「私はある女性を知っている(connaître)」は、深い面識があることを指していることは、聖書の例(「アダムはイヴを知り、彼女はカインを身篭った」)を出さずとも明確だ。(※connaîtreは「(性的に)女性を知る」という意味もある) これらのことから、類義の区別を試みることも可能だろうし、「賢者、学者(savant)」と「玄人、鑑定人(connaisseur)」の違いを裏付けることも可能になる。
感覚的に、connaîtreの方が「人」を意識した意味になっているので、上記の「アドレス知ってる?」の場合も、ジュリーという人物とある程度親しいという意味が暗に含まれて、ついconnaîtreを使ってしまうのかもしれません。 connaîtreは、共同、集まりを表す接頭のco-とnaître(生まれる)の組み合わせで出来ているというのも、「人」、「対面」というキーワードをもつ所以かもしれないですね。 参考:
- http://groups.google.com/group/fr.lettres.langue.francaise/msg/514614808805e848?hl=en&lr=&ie=UTF-8&safe=off&rnum=3
- http://www.lesensdesmots.com/
- http://www.prima-elementa.fr/Dico.htm
- Le Nouveau Petit Robert 2008
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ところで、このconnaîtreとsavoirをFLE(フランス語教授法)関連で調べようとググったら、いきなりLautréamont à l'épreuve du F.L.E.というドシエが出てきました。ここで取り上げるのは個人的にあざとい気がするので(笑)やめておきますが、主に外国人向け仏語の授業で「マルドロールの歌」を題材にするというのはかなり個性的で強烈です。この授業をやったクラスは次の週には、生徒全員、爪が長かったりして。 ただ、supportとして使われているHubert de Phalèse氏のサイトはすごい。ハイパーテクストって何かと思ったら、ロートレアモンの作品がただデジタル化されているだけでなくて、一語一語に辞書へのリンクが貼ってあって、意味がわからなければクリックすればいいようになっているのにはびっくりしました。辞書もフランス語なのがminceかな。
幸せのありか
大興奮。
いいわけ。
昨日はJugemでサーバー障害が起きて、管理者ページがわけのわからないことになっていたので更新できませんでした。
見に来て下さった方、ごめんなさい。
サイトがリニューアルされて以来Ouestfrance関連のサイトは外国からのアクセスをはねるようになってしまったらしく、よく見ていたNantes ma villeサイトも全く見られなくなっていました。
超ローカルサイトを外国からわざわざ見に来る人も少ないんだろうけど、jpついてるだけで完全ブロックはひどい。ぷんぷん。
ふと思いついて、プロキシ経由(ベルギーのIP)で入ったら、反映に時間はかかるけれどアクセスできるようになりました。
思わず「Ca y est(サイエ)!!」と叫ぶ。約一年ぶりに見たA la une。もっとこの方法に早く気づけばよかったー!
フランス語でMemoryは神経衰弱のこと。
火曜日のアトリエで、新しく手に入れたMemoryをやったのですが、かなりの盛り上がりでした。
一応、対象年齢3歳から。
もちろん、ただの神経衰弱ではなく、カードをひっくり返す時には「le poisson et la petite fille」と、カードの絵を言わなければなりません。ボキャブラリーを増やすだけでなく、冠詞と組み合わせる訓練もできて、もしカードが揃ったら「Ca y est!」を叫ぶ、というルールなので、自然にフランス語のフレーズを口にすることができます。
初めは、慣れていないので大根役者のような棒読みで「えーと、サイエ・・・」と言っているのですが、だんだんそう言うのが「あたりまえ」になってくると、本当に「やった!」という感情と共にCa y estを言うことができるようになっていました。
何度も同じ絵を捲っていれば、単語も知らず知らず覚えてしまいます。
「覚えた!」とか「記憶に定着した」という状態はいつ、やってくるんだろう?
以前から考えていたことなのですが、「あたりまえになった時」なんじゃないか、という考えにたどり着きました。
その言葉を使うのが当たり前だと認識した時に、「自分のもの」になるという経験ができます。
だとすると、逆もまた真になります。つまり、「これがあたりまえなんだ」と自ら捉えることで、新しいものを自分の中に定着させてしまう。自分で自分に暗示をかけるような感じですが、これが案外馬鹿にできないテクニックなんです。
「私は知っている」と思うと、脳みそも「あれ、知ってるんだっけ?」って釣られてしまうので。
よく、スピリチュアルな本やWEBで見かけるのが、「幸せになりたいなら、幸せでありなさい」という言葉。一見謎かけのようなこの言葉の意味を、ずっとわかるようでわからない、もやもやした思いを抱いて眺めていました。でも、「あたりまえ」のシステムに気づいた時、あ、そういうことか、と妙に腑に落ちたのでした。。。
覚えたいなら、覚えていると信じること。
なんか、新手の宗教みたいになって来ましたので、今日はこのへんで。
La Môme piaf
そらまめと言えば・・・
「バーバーそらまめ」なんですが・・・私の時代的に。ほよよ、マニアック過ぎ?
(ついて行けない若人は、下を見よう)
e-cor土曜日のアトリエで取り上げている On connaît la chanson (邦題「恋するシャンソン」)、今日は作品内に出てくるシャンソンの中から、エディット・ピアフの「J'm'en fous pas mal」を聴きました。
今更言うことではないですが、ピアフの歌唱力というのはコクトーが形容したように「モンスター」です。
歌を聴いているだけで場面が見えてきてしまう。特に、この「私は気にしない」という作品はストーリーになっているので、女心の推移がよくわかる名曲です。個人的にはLa vie en roseより好き。誰だったかが、「彼女なら電話帳を歌っても観客を感動させることができる」と言っていましたね。
フランス語の授業ではピアフの歌はよく取り上げられるので色々と聴いてはいたのですが、この人の良さがわかるには大人にならなきゃだめなんだな~・・・26の時にはさっぱりわからなかったもの。
フランス語の歌や戯曲というのは韻を踏んで書かれているのもあって、rの発音を普通に喋るときよりもはっきり、巻き舌で発音します。リエゾンももれなくきっちり、語尾のeはシラブルとして数えられるので特にしっかり発音されます。
ピアフはきれいな発音でわかりやすく歌うので、初心者にも聞き取りやすいから教材として優れているんでしょう。
ところで、この「恋するシャンソン」のサントラには歌詞の邦訳が付いているのですが、この「私は気にしない」は冒頭の訳の意味がちょっとわかりにくい。
Je suis née de Passage de la Bonne Graine
J'en ai pris de la graine et pour longtemps
Je travaille comme un chien toute la semaine
Je vous jure que le patron, il est content
...
訳では
「私はボン・グレーヌ小路で生まれた
何時もお手本になった、長い間
一週間せっせと働くから
ご主人も満足している
...」
確かに en prendre de la graine という慣用句があって、「手本にする」という意味になりますが、何のお手本になったのか、いまいちはっきりしません。
graine(種)は掛詞になっていて、
「せっかくBonne Graine(良い種)という通りに生まれたのだから、その名を手本にして(en prendre de la graine)、その名に相応しく生きてきた」という意味になるのだとすると、
「私はボン・グレーヌ通りに生まれたから
その名に恥じない生き方をしてきたし、いつだって
汗水たらして働いてきた
ボスだって満足なはず、本当よ」
***
ピアフもパリの小さな通りで生まれた私生児で、貧乏をし、ミュージック・ホールなどでの下積みを経験しているため、この歌の主人公の女性に重なって見えます。仕事一筋だったのが、浮気なイケメンにぐらりとなり、やっぱり捨てられてしまう・・・けれど、いつも、どんな時も、人がなんと言おうとそれは「Je m'en fous(どうでもいい)」。
仕事をしている時は、休みの日曜日がある。パリの森にオペラ通りに、踊りに・・・宝石なんかなくっても空の星がきれいだから、それでいい。恋をしている時は、彼の黒い瞳と抱きしめてくれる腕があるから、それでいい。彼が去ってしまっても、その思い出が代わりに私を抱きしめてくれるから、心の中で歌が聞こえるから、それでいい。
「都合のいい女」とはわけが違う、心の芯がぴっとしている・・・カッコええー
ピアフは本名ではなく「スズメ」の意味で、最初に歌ったミュージック・ホールで、「la Môme piaf(雀っ娘)」という名前をつけられたのが始まりだそうです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「バーバーそらまめ」は、鳥山明 作「Dr.スランプ」の登場人物、空豆タロウ・ピースケ兄弟の父が経営する理髪店です。
その昔は、黄緑あかねのような「ツッパリ」になりたいと思ったものですが、
今は、みどり先生のようにイカレた奥さんを目指したいと思っています。
ペンギン村に住みたい。ナウいです。
enigme
I'm puzzled...
e-corフランス語コミュニケーション教室からお知らせです。
6月よりDELFレベル(中級)のアトリエがスタートします。定員4名。
時間●毎週水曜日 19h00~20h30
場所●酒井自宅 詳細はe-corのHP→(Click!)よりご確認下さい。
DELFレベルはDELFのB2あたりを目指すクラスで、長文読解、ディスカッション、ラジオやテレビ・映画などの字幕なし(又はフランス語字幕付)での聞き取り→内容を明確に説明する、といった訓練や、エッセーなど自分の意見を文章にする練習をして行きます。
もちろん、ひとりひとり今までの学習履歴が違いますから、初級レベルの復習や、場合によっては初級と同じ内容をすることもあります。
そろそろ一歩進んでみるかいな・・・という方のご応募待ってます。
さて、写真はメモワールというカードゲームで、神経衰弱ができます。
書いてある絵がリアルすぎて怖いのが玉に瑕。
ディスカバリーチャンネルのサイトのひとつに、パズル作成サイトがあります。
隠したい単語を登録するだけで、縦15字×横15字のパズルが出来上がり。
今日、アトリエ・アモールでやったパズルは私が作ったものではないのですが、とても面白かった!
隠れた形容詞(色を表す)を探すものです。
例)
G | N | U | R | B |
B | E | I | G | E |
L | O | Z | U | C |
N | C | Q | U | V |
タテヨコナナメで隠れている単語を見つけます。 これは色を表す単語が3つ入っていますが・・・見つかるよね。(答えは↓) これは縦4横5の枠だけれど、15×15のデッカイ版になると、意外に難しい・・・ 全部大文字で、しかもアラブ文字のように右から左に書かれたりしていると目が拒否るので、単語を知っていてもスルーしてしまいます。 不思議なことに、一度見つけた単語は、目が自然にズームをかけるので囲ったりしなくても浮き上がって見えてくるという目の錯覚が!昔、こういうふろくがあったよね、小学一年生とかの。 フランス語を学習している時、この目の動きは馬鹿にできない重要な役目を果たしています。 単語の綴りはひとつの「絵」として目が記憶するので、単語を覚えるときはよーく見ること。見ながら発音して、 最初のうちはアルファベットひとつずつをばらして、スペルをひとつずつ読み上げます。 例えばjauneだったら 「jaune, j, a, u, n, e」。 それを、今度は目をつぶって同じようにスペルを読み上げます。このときに、瞼の裏にひとつひとつのスペルを焼き付けるように思い浮かべること。これを何回か繰り返すと音と言葉がリンクします。 ここでもよく話題にしますが、単語を覚えられないという方の多くはフランス語単語を「カタカナ語」として覚えていて(例えば、「食べる=manger」ではなく、「食べる=マンジェ」となっている)、スペルの組み合わせと音がうまくリンクされていません。この覚え方だと、初めのうちはなんとかなっても、動詞の活用で挫折することになってしまうのです・・・ パズルゲームは、この機能を存分に使うことができるので、単語を覚えるのが早い! 今度は自分で作ってみよーっと ****************** パズルのこたえ
G | N | U | R | B |
B | E | I | G | E |
L | O | Z | U | C |
N | C | Q | U | V |
BRUN(褐色) BEIGE(ベージュ) NOIR(黒) でした。
quelle langue
Je donne ma langue au chat.
「お手上げ」っていう時に使う慣用句。
「舌を猫にやる」という直訳なんですが、なぜ猫なんだろう?
猫って、たまに舌をしまい忘れることがあります。
そうすると、いつまでもこのおまぬけ状態。
でもかわいい~!と、昨日酔っぱらって帰ってきて激写。
さて。本日新聞に折り込まれているNHK文化センター新潟教室のチラシにもありますように、
「初めてのフランス語」
「パッション!フランス」
の二講座が、新たに7月期の受付を始めました。
両講座とも、生徒の皆さんが楽しんで学べて、さらに日本の日常生活にも応用できるような内容を提供して行ければいいな、と思っています。まだまだ色々なネタがありますから、お楽しみに!
それから、e-corフランス語コミュニケーション教室では、DELF(中級)クラスのアトリエが始まる予定です。
近々ご案内をUPしますので、お見逃しなく。
6月の授業予定カレンダーが更新されていますので、生徒の皆様はアトリエの日程を確認してくださいね。
→(Click !)
今日の小ネタ。(土曜日のアトリエの人々は知っている・・・)
フランスでは懐メロといえば必ず出てくるクロード・フランソワの「シャンソン・ポピュレール」。
歌しか知らなかったんですが、先日YouTubeでビデオ・クリップを見てたまげました。笑
http://jp.youtube.com/watch?v=iBibRSu86Ag&feature=related
(コピペでおねがい)
イントロからもも色(ピンク色ではなく)のバックになんとなく怪しい予感がしたのですが、
サビすご・・・
試しに踊ってみたくなったりして。(でも踊ってません!)
クロード・フランソワは、クロードとフランソワどっちが下の名前なのか一瞬迷うややこしい名前。
この人、実はシナトラが英語バージョンを歌ってヒットした「My Way」の元歌「Comme d'habitude」の作曲家で作詞家だったりするんです。
ひとは踊り見ただけではわかりませんな~。
Passion ! Cuisine française
始動。
おしらせ。
Link更新↑
いつもe-corがお世話になっているおけいこ広場さんのHP→(Click!)リニューアルです。
新潟で習い事を始めようかな~という方が必ず辿り着く所。各教室の更新もこまめにUPされていますので便利ですよ~
NHK文化センターで月2回の文化講座「Passion! France (パッション!フランス)」も、折り返し地点を迎えました。
この講座は私にとっても初めての試みで、私自身本当にたくさんのことを学ぶことができています。
手際が悪くて皆さんに迷惑かけまくっていますが・・・
この講座の〆はやっぱり、フランス料理。
e-corの特別講座でも、みんなで味わった「メルバソース」の生みの親、オーギュスト・エスコフィエをフィーチャーした講座で、軽いコース料理を楽しむ企画です。
今回は「ホテルオークラ新潟さんの協力を得て」(鍵括弧に微妙な含み)、
エスコフィエの考案したメニューの中で、旬の素材を使ったものと、日本からインスピレーションを得た料理の組み合わせでコースを再現します。ほぼ、メニューは決定。
オードブル、スープ、魚料理、肉料理、サラダ、デザート、コーヒー。ひゃ~盛りだくさんです。
試食したいな~と言ったら、予算の都合上あっさり却下されました。ちっ。
自分が作るわけではないので、テーマとしてはもう無責任に色々とアイデアがでます。
受講者の皆さんは、お友達1名様まで参加可能です。どうぞお楽しみに~!
始まりました。アトリエ・アモール
非売品・・・。
e-cor オリジナル・チロルチョコレート。
アモール珈琲関係のみんなでDECOチョコをやってみました。このe-cor版チロルは私のデザインですが、絵は前にも紹介したレイモン・サヴィニャックのもの。よーく見るとなんとなくホラーなチロルになりました。 チロルのDECOチョコサイトから画像を登録すれば誰でも作ることができます。オーソドックスなチロルよりちょい高めですが楽しい。
さて本日、めでたくアトリエ・アモール開講。 いんや~太陽がぽかぽか気持ちよいお座敷での授業でした。 初級クラスはこちらで3つ目になりますが、また違った味(?)が出そうな予感。新しい出会いに感謝いたします。
本日はレストランのメニューを頼んだりパン屋さんの注文をしながら定冠詞・不定冠詞をマスターする授業。この授業は他のアトリエでもだんだんレベルを高くしながら何度かやっていくつもりです。 かなり実用的かつおなかが減る。土曜日の皆さんもお楽しみに。
e-corフランス語コミュニケーション教室のアトリエ・アモールでは、引き続き参加してくださる方を募集中です。 定員は4名。 詳しくはコチラ→(Click!)
そして、明日はいよいよNHK文化センターのフランス文化講座、Passion!France(パッション!フランス)がスタートします。 こちらはe-corとしては初の試みとなりますが、語学に負けず面白い趣向盛りだくさん。 第1回目は、オーソドックスなフランスの姿をご紹介。 ・・・だけで、終わるわけはなく、やりますよ。もちろん。衝撃的な真実をね・・・
P.S. 『四月の魚』、意外に反響が大きくてびっくりしました(逆ドッキリ?!)。やっぱ、みんな思ってるのか「そろそろ」って・・・?オアイニクサマ。
危機脱出ならず?
La nature vivante ou la vie naturelle...
二日間、庭仕事をやっていたのですが自然はすごいなーとしみじみ。 ありのまま、ってすごい。 土曜日に頂いた生徒さんの感想をHP「声」→(Click!)にUPしました。 お返事を書きながら、ひとりひとりの顔が浮かびました。 (無記名で書いていただきましたが、誰が誰かは当たっていると思います。) ところで、前回NHKのはじめてのフランス語講座→(Click!)の危機について書いたのですが、今度はフランス文化講座「パッション!フランス」→(Click!)の方があと2人程応募がなければ残念ながら・・・ということになってしまっているそうです。 なかなか、姉妹都市のニュースが大きくならないと、市民の話題になるには難しいのかもしれませんね。時間帯がネックになってしまっているのもあるみたい。 一応、授業は4月3日(木)よりスタート予定ですのでまだ応募可能です。 どうぞあと2名の方に出会えますよう・・・合掌。
Un moment précieux*
Je vous remercie d'être là!
(ご参加ありがとうございました!)
はじめはちょっと緊張しつつ・・・
意外な発見とかもありましたね~。
同じ中学出身だったとか、すぐとなりのマンションに住んでいたとか・・・
皆様ひとりひとりともうちょっとゆっくりお話ができたらよかったな、とも思いましたが
同じ目的を持って集まっている皆さん同士がちょっぴり交流を深められたのでしたら幸いです。
最後は記念写真で和やかに終わることができました。
(写真が苦手だった方、ごめんなさい、気づかなくて。私も写真はいつも変な顔をしてしまうので得意ではないんですが・・・次回は気をつけます。)
お集まりいただいた皆さんどうもありがとうございました。
今度はもっと時間の余裕を持ってやりますね。
キッシュ・ロレーヌとフレーズ・メルバ
両方共、種類は違いますが「伝統」と言えるもので、
下準備さえしておけば、わりと簡単に作れるようです。
もしお望みの方がいらっしゃったらレシピをお渡しできますからご連絡をください。
生徒の皆様にアンケートをお願いしたのですが、色々と参考になりました。
総合してみると、皆さんにとって私のテンポは少し速かったみたいですね。
毎回とにかくあれもこれも伝えなきゃ!ということが盛りだくさんなのもありますが、私自身が早く皆さんに手ごたえを掴んで貰いたいと、気がつかないうちにあせっていたのかもしれません。
もうひとつには、フランス語 ―に限らず語学全般だと思いますが― は織物のようなもので、ひとつを引っ張り出すと芋づる式に様々な色合いが現れ、その一本一本の糸が本当に深く美しく面白いため、引っ張り出すのが楽しくてついついひとつずつ色々なエピソードを話してしまうのです・・・私の中でフラ語おたく部分が暴走すること度々。
(これでも抑えているほうなんですけれどね。。。)
まとめて近々e-corのHPに皆さまの感想を載せさせて頂きます。
課題が明確になり、少しずつ調整していけそうです。
もっともっと楽しく充実した教室になるように!
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*moment précieux モマン プれスィュウ 「かけがえのない時間」
土曜のアトリエ : 活用を活用する
Un petit morceau* de FRANCE vol.1
「フランスをつまむ会(仮称)」こと「Un petit morceau de France」がいよいよ来週となりました。わたくしとシェフとは一時かなり険悪になりつつも(笑)、なんとか皆様においしいひととき(moment délicieux)を過ごして頂こうと奔走しております。
どうぞお楽しみに。
このインヴィテーション・カードに使ったのはフランス人のポスターデザイナーの大御所、Raymond SAVIGNAC(レイモン・サヴィニャック)。
一昔前の広告といえば、この人の作品は欠かすことのできないものでした。日本でも有名で、としまえんの七つのプールの広告は子供のときに見た記憶がぼんやりと残っています。一見キッチュな感じなのですが、よく見るとかなりブラックなメッセージが入っているのが特徴。
配色といい、デッサンといい、それ以上行くと本気で怖いとかグロいというその臨界点を絶妙に突いてくるところが、結構好き。怖いもの見たさのようなぞくぞくした感じが楽しくて、いつまで見ていても飽きないのです。
次回、形容詞をやる時にはこの人の絵を使ってみるのも楽しいかも。
私はこの人の青にどうしても惹かれるのですが、なんなのかな~と考えていたら、おそらく生まれて初めて記憶に刷り込まれた絵本の青空がちょうどこんな色だったからみたいです。片手に乗る位小さな本で、確かくまさんが気球にのって一人で旅をする話だったような・・・そういう、記憶をくすぐる色っていうのも面白いですね。
さて、本日のクラスは動詞の第2ベースを覚えました。
ラテン語を親に持つ言葉の学習者の多くは活用の暗記で挫折を感じるようです。
ちまたの声(?)を聞いても、「活用を覚えるんだけれど実際使いこなせない」とぼやく方が多いこと・・・。
それは多分、「活用のリスト」が頭の中に入っているからではないかなと思います。
確かに、辞書の巻末にある活用形の一覧は忘れた時、初めて目にする活用を覚えるときには楽ですが、あの膨大なリストが実際私の頭の中に入っているか?というと・・・
入っていません。
ま、入っているとしても一部で、しかもあのリストの形になって記憶されてはいません。
では実際どんな風にして入っているのかというと、それぞれの動詞の活用が代名詞とリンクして「パターン」として記憶されています。そして、私の中にある概念と日本語を通さず直接結びついています。だから、フランス語で単語が出て来ても、必ずしもそれを的確な日本語で説明することができるわけではないという状態です。
(きちんとした通訳をする方なんかはこういうことがなく、一つ一つの概念に日本語・仏語それぞれがきちんとリンクできています。)
もうちょっとわかりやすく説明できればいいのですが・・・
例えば、フランス語を始めた頃は
「彼はテレビを見ている」と言いたいとき、
「彼」=「イル」→「見る」は「るガるデ」(必ずしもil、regarderというアルファベットが出てくるわけではない)→イル るガるデ>>>>>>>(regarderの活用表を思い出しています・・・)>>>ジュ ルガルドゥ...テュ ルガルドゥ...イル ルガルドゥ...!(これだ!)→えーと何を見るんだったっけ?あ、「テレビ」...は「テレ」・・・主語はなんだったっけ?あ、「イル・ルガルドゥ・テレ!」
と、最速でもこれだけ遠回りをしなければなりません。(しかも、日本語にはない冠詞を付ける習慣を上のようにすっとばしてしまったり、主語の後に原形をそのまま活用せずに行ってしまうことは初級学習者によく起こります。)
これが、慣れてくると、
(「彼はテレビを見ている」と伝えようという意思を持つ。これはまだ言葉を持たない思考のみ)=「Il regarde la télé.」
この=は一瞬のことで、思考と同時に発生しています。
これは、繰り返し使う・読む・聞く・書くという体験をそれぞれ重ねた結果だんだん思考ルートが最短距離になってくるもので、確かに一朝一夕に到達できるものではないかもしれません。けれど、ある程度訓練したら早めに活用表から自立をしたほうがいいのではないかと思います。
そして、実際に怖がらず使ってみること(独り言で文章を口にしてみること)で体験をし、間違えたら正しいものを記憶しなおすという作業を丁寧にやっていくことで、少しずつ身体にしみこませるのが、身体にも精神にもひどく無理をさせずに済むのではないかなーと考えます。
自分自身気づいていなかったのですが、外国語というのは言わば異物のようなものですから、それを一気に取り込もうとするときには抵抗が起こって当たり前なのです。
(知恵熱が出る場合もあります。)けれど、それを力でねじ伏せる(ここでいう活用表の丸暗記のみの学習)のではなく、ひとつずつ覚えたり使ったりでも忘れたりを繰り返して行くことで最終的に自分の一部となっていくのです。
まーでも、楽しいほうがいいですからね・・・次回4月のクラスではもうちょっと楽しみを増やして行く予定です。
ところで、クラスの名称を「アトリエ」と変えています。
アトリエとは特に芸術の分野に使われるだけでなく、共同で作業を行う場という意味で語学学校の授業でもよく使われる名称です。
まあ、人間のあらゆる活動に常に「アート」を見る国民ですしね、フランス。
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*Manger (prendre) un morceau : 「ちょっとなんかつまむ(食べる)」小腹が空いた時、または「うち寄ってかない?なんか有り合わせで作るからさ」という時に
On mange un morceau ? と使ったりします。これは、以前にTVドラマを見ていて覚えた言い回し。
NHK文化センター 講座紹介
親知らずをなめたらあかん。
まだ、患っています・・・。
その痛みを倍増?!するような知らせが。
NHK文化センターの私が受け持つ講座は募集から2週間が過ぎようというところで、
なんと講座開設が危ぶまれる事態に陥っていることが発覚。
ネット上の表示にすっかりゆるんでいたところ、支社長より衝撃メール。
「パッション!フランス」の方はなんとかなりそう(希望的観測)ですが、「初めてのフランス語」はレッド・ゾーンだそうで・・・
せっかく応募して下さった数少ない(奇特な?!)方のためにもあがくだけあがいてみようと、昨日は知り合ったばかりのchez moi(シェ・モワ)さんの所に手作りチラシを置かせて貰いに、ずうずうしくも行ってまいりました。このピンチのお陰(?)で、chez moiというレストランを知ることが出来たのは運命だな~と感じています。
さて、危機的状況挽回のためにも、もう少しどんな講座なのかというのを詳しく紹介してみたいと思います。
パッション!フランス ~知る・感じるフランス文化~
フランス語をやっていらっしゃる新潟在住の方はすでにご存知かもしれませんが、今年の10月にいよいよナント市と新潟市は正式に姉妹都市となります。
調印式は新潟で行われる予定。
ナントといえば、かつては「ナントの勅令?で、結局それってなんのことだったっけ?」位の知名度だったのですが、「FOLLE JOURNEE」こと「熱狂の日」で一躍有名になった(と思われる)街です。
そこでこの機会に、私たち日本人には結構偏ったイメージのあるフランスという国、人々とその文化について様々なアプローチを試みようという講座なのです。
フランス人は普段どんな生活なのか?
(そういえば、最近なぜか「フランス人って寝るときパンツはかないってホント?」とよく聞かれるのですが・・・そういったことも、話題になるかもしれません。うひひ)
人間関係、思考回路、恋愛、政治、歴史・・・テレビ番組、映画、食、ヴァカンス・・・などなど、6回に渡ってテーマを挙げながら、私が在仏中に垣間見た様々なフランスをお伝えしながら、「フランスって何だ?」というのを皆さんと探っていこうと思っています。
こちらも、最後には試食会がついております(ちょっとだけ豪華版です)。
初めてのフランス語
こちらは、e-corフランス語コミュニケーション教室の各アトリエと同じような流れで、フランス語を学びながら「考え、感じる」という作業を通して自分自身を探り、コミュニケーションを広げていくことを目的としています。
アトリエとの違いは、時間が夕方~夜、一回60分ということで会社や学校帰りの方でも無理せず学べることができ、さらに機材環境がいいので映像やオーディオを優先的に使って行くことになりそうです。
教材はすべてフランスから輸入されたものを使用しています。
FLE(FRANCAIS LANGUE ETRANGERE)の各学校・機関が現在使用しているものですから、日本式の学習で起こるズレが少なくなります。
副教材として取り扱うものもフランスの今を反映したもの(音楽・映画・テレビ番組)、話題になっているものなどを使うことで、文法や活用を丸暗記するような時代遅れのフランス語学習に陥らないように心がけています。
なによりも、フランス語に触れることで「自分をほぐす」という感覚をつかみ、そこから自由に拡がっていって欲しいなという思いが一番強いのですが・・・
初めてのフランス語講座、1グループでも開講できることを祈っています。
e-cor 土曜のアトリエ 動詞の匂い
今、わたしこんな感じです。
うーん、だいぶ腫れは引いたのですが、感覚としてなんかこうふぐっぽいというか・・・
水曜日に最後の難関である左下の親知らずを抜いたのですが、このひとがまたねじくれて生えていたため少々手こずり、結果ふぐなわけです。
帰国後からずっとお世話になっているH先生は本当にとっても信頼できて、まさにゴッドハンドを持っておられるのですが、それにしても親知らずってすごいエネルギー持ってるんですね。
さて、そんなおかめな私を許して頂きつつ土曜日のアトリエ。
今週から文章読解に入ります。
「え?!もういきなりこんなのを読むの?」となるかもしれませんが、正しくフランス語が使えるようになるには正しい例をたくさん知って、それを真似するのが一番手っ取り早い方法、それにはモデルとなる文章、会話にどんどん慣れていくに限ります。
題材はPhilippe Delerm(フィリップ・ドレルム)。
この人の息子、Vincent Delermといえば今のフランスのポップス界において、ひとつの顔となりましたねー。相変わらずオカマっぽい歌いっぷりですが。
この親にしてこの子あり。(オカマっぽいというわけではなく、才能のことです)
今回授業で取り上げた作品は、この作家の名を一躍有名にしたLa Première gorgée de bière et autres plaisirs miniscules (ビールの最初の一口とその他の小さな愉しみ)の中から一遍。今日は『動詞の匂いを嗅ぎ分ける』?!訓練をしました。
文章を読むとなると、その膨大な活字の海に圧倒されてしまうことは大いにあることです。そこで、もし羅針盤を手放してしまったら最後です。
その羅針盤となるのが文法。
どうも文法を「文法の勉強」というカテゴリーの引き出しに閉じ込めて鍵をかけてしまうアプローチが多すぎると普段から思っていました。
私自身、文法を毛嫌いし、馬鹿にしてさえもいました。
文法というのは文法を勉強するためにあるのではなく、書いたり話したり理解したりコミュニケーションをとるため、周りにいる人に意思疎通の際に余計な負担をかけないための気遣いだということをまるきりわかっていなかったんですね・・・。
今、世間で盛んに言われている「応用力」というのは「気遣いの力」とも言えるかもしれません。応用とは、得た知識を「こうも使えるかな?」「これはだめかな?」と試してみる、考えてみることで、よりスムーズなやり取りができるように改良していくことなんでしょう。
例えば、今日の動詞を探す訓練は、実際に今までただの知識の破片だったものを『現場』で応用する実験です。
ここで一番必要なのは「素直さ」!
例えば原形についてなら、ただただ素直に「語尾が-ER,IR...etc.のもの」を探して挙げていくだけ。
確かに、erが付く名詞や形容詞などが幾つか存在しますがそれは本当の例外です。だから、とりあえず疑わずにリストアップしてみて、その中で果たしてこれは当てはまるかどうか?というのを自分の知識を駆使して検証していけばいいのです。
文章を読むというのは、目が捕らえた文字の羅列の組み合わせを、脳がものすごいスピードで処理していくことで成り立っています。今までに見たことがあるという組み合わせのパターンを猛烈な速さで照合して行き、最終的に一番ルールにのっとったものを「結論」として出してきます。
たくさんの文章に触れたり、たくさんの音を聞いたりするのがなぜいいのかというと、脳の中にあるパターンのストックを作るためです。文章をたくさん読んでいれば自然な形で同じパターンに数多く出会うことができ、脳は知らないうちにそれを整理し、累計を取ってカテゴリーごとに保存してくれます。
ストックしてあるデータが薄ければ、知識はあいまいとなり、パターンを探すときにもなかなかヒットしなかったり、似たようなものと摩り替わってしまったりします。ですから、モデルとなるものにきちんと触れ、向き合うことでパターンのストックにつながり、間違いも減っていくということになるのです。
できなかったことにあせりや不快感、自己嫌悪などをどうしても感じてしまいがちですが、考え方を変えてみればむしろどこができていないのかがはっきりしたことで、そこに照準を定めることができるいいチャンスとも受け取れます。
活用を忘れているのであれば思い出せばいいし、根本的なルールや使い方の仕組みがわかっていないのであればもう一度習ったことをおさらいしたり、誰かに聞いてみる・・・具体的に足りないと感じたところを補えばいいのです。
Philippe Delermのcitationをひとつ。
« Ce n’est pas ce que l’on dit qui compte, mais ce qu’on entend »
自分が何を言ったかということなどより、何を聞いたのかということこそが重要なのだ。
毎度、ここの進め方が悪かったなーとか、うっかり間違えて恥ずかしいなーとか、ついつい「自分が言ったこと」にばかり視点が行ってしまいがちな私なのですが、毎度授業で「聞いたこと」は私にとってまさに宝物と言えます。それぞれの生徒さんには独自の才能やセンスがあって、見ていると本当に感心してしまいます。大胆だったり、緻密だったり、勘が良かったり、積極的だったり、素直だったり、選択上手だったり・・・
そんな様子にもっと耳をすませる様でありたいな~と思っています。
形容詞で深まる私 e-corフランス語コミュニケーション教室 土曜のアトリエ
ミステリーサークルは人間が作っていたんですね・・・一個ぐらい地球外生命体の作品が混じってないかなー
写真はovniではありません、念のため。
前回から引き続き形容詞。
e-corはフランス語を学びつつ、普段何気なく行っているコミュニケーションというものをもう一度考え直してみようという隠れテーマ(?)のようなものがあります。
コミュニケーションを行う上で、まず一番しっかりと築かなければならない『人』との関係を初級クラスでは繰り返し見直して行くようにしているのですが、その『人』とは誰かと言えば・・・ほかならぬ自分自身なのです。
私は何を感じているのだろう?というシンプルな質問に答えるには、普段からきちんと自分と向き合っていなければ難しい。
自分のスタンスがわかっているから他人とキャッチボールができるわけで、それができなければ、三遊亭楽太郎が言うところの「言葉のドッヂボール」になってしまうし。
一枚の絵を前にして、それをどんな風に感じて形容するか?
それは絵を形容するだけにとどまらず、同時に自分自身を彩るものでもあります。
個々が感じるものはかぶったり、はみでてたり、なんだかカレイドスコープを見ているような気もします。
ところが、「どうですか?」と言われてもどうしてかとっさにその「感じ」が出てこず、真っ白に・・・という経験、ないでしょうか?私が語学学校にいた時に、この「灰になった」現象が起こって、気の利いたことどころか何も言えず石になってしまうということがよくありました。
観察していると、どうもやっぱりアジア地域出身者によく見られます。
その中でもやっぱり日本人にちょくちょく見られたのが、コミュニケーション切断行為。
「わかりません」と切ってしまったり、黙ってしまったり・・・
これは、とっさに注目を浴びたことで緊張し、文字通りフリーズしてしまったり、間違ったり一般的でないことを言ってしまい、馬鹿にされたりプライドを傷つけられるかもしれないという恐怖から閉ざしてしまったりという自己防衛反応が強いのではないかなと思います。
どうしたら「自分がどう感じているのか」を相手を傷つけることなく自由に発言できるようになれるのだろう・・・?
この能力はなにも特別な才能が必要なわけではなくて、普段から訓練していれば自然とできるようになってきます。(確かに返答や間の上手下手に個人差がありますが)
大切なのは、上手く答えることでもないし、モラルを死守することとか一般的であることでもありません。ただ、自分の中に湧き上がった感情に対して素直であること。
それができたら、その次に「なぜ、自分はこんな風に感じるのかな?」と問うことができます。これが、自分とのコミュニケーションのひとつではないかと形容詞を学びながら考えていました。
もちろん、自分とアクセスする方法はたくさんあるし、あえて喋らないことで自分とつながる瞑想のようなやり方も必要だと思います。
重要なのは、「今、自分がどう感じているのか?」が自分でわかること。
それさえつかめてしまえば、それをほかの人がどう捉えようとそこまで責任を持つことはありません。いくら人が馬鹿だと思おうと、自分はそう感じているというのがわかればそれでいいんだよなー、と最近よく思います。
フランス語を勉強していると、この言葉はなんて繊細でいてパワーがあるんだろうと感じます。
常に、心に対して敏感で忠実で綿密であろうとする言葉なのです。
NHK文化センター 「初めてのフランス語」講座についてのおしらせ
こちらに、NHK文化センターの講座を2月26日から申し込みと書いたのですが、どうやらネットではすでに申し込みができるようになっていまして、 ありがたいことに「初めてのフランス語」は3グループ共に定員まで残りあとわずかとなっているそうです。 どうぞ、迷っている方はお早めに・・・
e-corフランス語コミュニケーション教室からのお知らせです。
群像、あるいはだんご三兄弟。
明日、というか今日の各新聞朝刊に入っていると思いますが、
e-corフランス語コミュニケーション教室の新クラスのご案内です。
4月より、NHK文化センター→(Click!)新潟教室にて2講座を受け持つことになりました。
初めてのフランス語 (60分)3クラス 11回
パッション!フランス ~知る、感じるフランス文化~ (90分)1クラス 6回
e-corのHPに料金・時間などの詳細をUPしました。
もうちょっとわかりやすくするつもりですが・・・
詳しくはこちら→(Click!)
なお、こちらの講座に関してお問い合わせ・お申し込みは全て
025-244-4484 (NHK文化センター新潟教室)
までお願いいたします。
パッション!フランスの方は15~20人程度、初めてのフランス語は各クラスmax5人となります。お申し込みは2月26日(火)から先着順となりますので、興味をお持ちの方はどうぞお早めに。
希望者が集まりますように!
ところで、語学特集のチラシを作って頂いたのはいいのですが、
ぶつぶつ・・・
恥を忍んで、指示通りエッフェル塔バックの合成写真を出したのに、
縮小が等倍でなく(しかもコピー)醜くつぶれた講師写真に・・・
どう考えても火星人。
エッフェル塔背負ってるし。
お時間がありましたら、受講生募集のチラシをぜひチェックして(笑って)みてください。つぶれた講師を。
e-corフランス語コミュニケーション教室 ⑧ 動詞II
← アモール珈琲でのAtelier e-cor(アトリエ エコール)では色々な人とコラボレーションができるような教室を計画中。
心技体、自身のすべてをバランスよく鍛えられる、そんなフランス語教室を目指します。
フランス語に心技体って、怪しいことこの上なしですね・・・。
でも!頭でっかちになっても良い事はなし。身体で覚えなきゃだめだなと感じます。
アモール珈琲の写真を取らせていただいたのですが、ばたばたしていたのでアングルが決まらず、お店の雰囲気がいまいち出せない・・・ごめんなさい。
こじんまりした空間と明かりが心地よく、女性の一人客もまったり過ごしていらっしゃいました。その横で、私たちヨガ組は、チャイを飲みつつなぜか占いの話で盛り上がり・・・時間はあっという間に過ぎていきます。なんというか、色々なジャンルとか概念が不思議に共存している、それが妙に落ち着く場所なのです。
アモール珈琲
新潟市中央区西堀通8-1581-18
(025)225-2432
こちらで行うフランス語教室は、NICの正統派(!?)教室とまた違った趣向を探っていきますので、どうぞお楽しみに~
さて、教室レポートも早いものでもう8回目となりました。前回に引き続き動詞を学んで行きます。
今回は不規則動詞ETRE, AVOIR, FAIRE, ALLERの4つ。これはフランス語にとってはかけがえのない動詞。前回の第1ベースの活用と比べてラテン語の形を留めているのです。試しにêtreの活用を比べてみると、
ラテン語 現代フランス語
sum suis
es es
est est
summus sommes
estis êtes
sunt sont
ね?ラテン語にほぼ忠実(読み方は多少異なります)。
口にする頻度が最も高いものだからこそ、不規則なんでしょう。覚えるためには自分で文章を作り、口にしたり書いてみたり、多く触れれば触れるほどなじんできます。
私は単語帳をあまり使わないのですが、不規則動詞についてはカードを作ってゲームのように覚えるのもいいかもしれません。
例 ) 表に Je vais
裏に 私は行く。
あ!もうちょっと動詞の数が増えたら「フラ語かるた大会」をやろうかな。
ちょっと面白いアイデアを思いつきました。
耳の訓練にはやっぱり生のフランス語を常に聞くことが大切です。
今はほとんどのチャンネルがWEBラジオとかポッドキャストを配信していますから、ネットで24時間聞くことができるようになりました。
聞くときのコツは、だらだら聞かない。
フランス語の母音には日本語にはない音がいくつかあります。
日本語がOSの私たちの脳にはその音が存在しないことになっていますから、それを聞き取るのは難しいはずです。同じように、単語を知らなければただの音の羅列としてしか聞こえず、言葉として認識されることはありません。
ですから、初心者のうちはだらだら聞いていても耳に自然にフランス語が聞こえてくるようになる、というのはなかなか時間がかかります。
聞くときは、「ながら」を止めて、集中。できればメモを取ります。
ポイントは、フレーズの最初に集中すること。フランス語はその仕組み上、主語と動詞が固まって頭にどどど、と出てきます。それを逃してしまうと「誰が何をした」という部分が抜けてしまい、話を把握することが不可能に近くなってしまいます。
日本語は、フレーズの一番最後の方に動詞が登場するため、日本人の耳はわりとのんびり話を捉えがちです。最後さえ抑えておけば話がなんとなくわかるからです。そのためか、フランス語のリズムに乗り遅れてしまうことが多いのです。だから、話のトップにとにかく食いついて行く意識を強く持つことが大切なんでしょうね。
更に、耳を澄ますポイントを絞ります。
まず、6つの人称。次に不規則動詞、そして次回やりますが、POUVOIR(できる)、VOULOIR(したい)、DEVOIR(しなければならない)などの頻度の高い動詞。
それ以外、繰り返し聞こえてくる音をカタカナでいいのでメモをしておくと、後でその単語に実際出会うと「あ、これだったの!」とすぐに記憶されます。
以前の記事に書いたフランスのウェブラジオのリンクをまとめてみました。
Radio France ラディオ・フランス (フランスの主なラジオ局の総合サイト)
France culture フランス・キュルチュール (インテリチャンネル。ルポタージュや朗読などが豊富)
France Inter フランス・アンテール (ニュース・ルポ・音楽・クイズ・インタビュー。視聴者参加が多く、話題も多ジャンルを網羅する)
France Info フランス・アンフォ (ニュース専門チャンネル)
FIP フィップ (音楽)
どのサイトも「direct」「écouter」をクリックすると別窓が開いて聞けるようになります。お勧めはフランス・アンフォ。DELF・DALFの試験にもよく出題されますよ。
e-cor フランス語コミュニケーション教室 第7回 動詞①
Post nubila Phoebus.
(ポスト ヌビラ ポエブス)
「雲の後ろに太陽(神アポロ)が輝く」
苦しみは永遠に続くことはない。
我を忘れて精進していると、お天道様が照らしていることにふと気がついたりするものです。
と、言う様な天気でしたねーこの日。
さ、本日はいよいよ動詞にアタックして参ります。
現在形のコンジュゲゾン(活用)の第1ベースを習いました。初めて本格的な活用に触れて、最初はみなさんちょっと尻込み・・・だったでしょうか?
もう一度簡単にまとめてみると、
動詞の原形はいくつかのパターンがあって、第1ベースは同じような活用をするグループでした。その特徴は、
語尾が
[:next:]-ER(動詞の90%がこの形です): ex. parler, écouter
[:next:]-IR(type A) : ex. offrir
-----------------------------------------------------------
[:next:]-IR(type B):ex. courir
[:next:]-RE : ex. conclure, rire
-----の上下の違いは単数形 (je/tu/il又はon)の語尾が
上は e / es / e タイプ
下は s / s / t タイプ
複数形 (ils/nous/vous)は、この第1ベースに含まれる動詞全て共通で、
ent / ont / ez
になります。
コツは、ERの動詞を一個代表として覚えてしまうこと。これで、どんな動詞が来ても語幹(-ERより前の部分)を切り離して活用を当てはめていけばいいからです。
あとの4つのパターンは、このタイプにあたる動詞が極端に少ないですから、活用だけを覚えるより動詞を丸ごと覚えてしまったほうが簡単です。
さて、いきなりこのいくつかのパターンが並んで、軽くパニックが起こったところで、とてもナイスな分析が挙がりました。
「書き方は違いますが、(Je, Tu, Il, Ils)の四つは発音が全く一緒に聞こえるんですが・・・」
そうなんです。この一声、たぶん皆さんの中にしっかり刷り込まれたと思います。
私が勉強を始めたころの参考書は、みんな
J'aime
Tu aimes
Il aime
Nous aimons
Vous aimez
Ils aiment
という順番で律儀に覚えさせられたのですが、Ilsの活用がいつもあいまいになったものでした。
今、e-corでは複数の参考書を使っているのですが、最近のものは、イレギュラーな活用の動詞以外はほとんどが
J'aime ジェム
Tu aimes トゥエム
Il aime イレェム
Ils aiment イルゼェム
Nous aimons ヌ ゼモン
Vous aimez ヴゼメ
という順序で書かれています。この順番によって、上の生徒さんの分析が可能になってくるのですね。
さらに、e-corでは動詞の分類を古臭い第一グループ、第二グループ・・・という形にはしません。覚えるのにこのグループ分けはあまり役に立たないからです。
参考書は主にフランスのものを使っています。日本の教科書でいいものにめぐり合っていないもので・・・しかも、日本のスタンダードな教え方がかなりフランスでのものとずれていて、留学をしたりするとその修正にてこずるという余計な苦労をしなくてはならなかったりします。ただ、母国語の視点からの効果的な習得方法というのもあるはずなので、これからそっち方面も色々と探ってみたいと考えています。
大学でFLE(フランス語教授法)の授業を担当するのは現場経験者の先生達で、半分以上が現役で外国人にフランス語を教えていらっしゃる方々でした。彼らの話を聞くと、初心者への指導で心を砕くのが、生徒による活用の暗記をどれだけ軽減させるか、といったこと。
特に、アジア系の学生は一般的に生真面目(なかには糞真面目)なため、ベシュレル(動詞活用を羅列した有名な学習参考書)を頭から飲み込もうとする無謀な努力をして、目の下にクマを作る例が多いそうです。
その努力が心底楽しいという変態少々変わった方なら放っておくところですが、その苦しみも、大抵は実践の役には立ちません。現実はランダムにさまざまなボールを投げてくるのですから、ベシュレルの1ページ目から順番に出てくるわけではなく、相当な訓練をしなければとっさの場面で「!この単語はベシュレル第47番目のパターン、活用は単純未来三人称単数・・・」なんて頭の中でできるわけがないのです。
そうなると、肝心の場面ででくのぼうだった自分に嫌気がさし、「フランス語なんて大変なだけでちっともおもしろくない・・・あーあ、やめちゃおうかな・・・」という展開になってきてしまうのです。そんな風に挫折してしまうのって、つまんないし残念。
私自身はというと・・・以前から書いておりますが、文法学習をとにかく馬鹿にしていました。お恥ずかしい。多くの日本人に対する「文法の成績はいいが、発言をしない、何を聞いても自分の意見がない。」というレッテルに反発して、「文法なんて使ってるうちにわかるようになってくる、それより会話の流れに乗って、どれだけ教室でウケるかだ!」というわけのわからないルールにしたがって、フランス人もびっくりのごまかし方でその場その場を乗り切ってきました。ペテン師に近い技とも言えます。
多くの人たちは、「おお、こいつは日本人にしては珍しいタイプだ!」と私の「姿勢」に対して評価をしてくれましたが、実際の成績は芳しくないものばかり。本を読む時の辞書の引き方について、大それたことに先生に向かって意見したこともありましたっけね・・・若気の至りとしか言いようがありません。
当然、動詞の活用もなかなか覚えないまま。
今でも暗記は苦手なので、どうしたらより少ない努力で覚えてしまえるのかというのに日々研究を怠りません(笑)。そんな中、「ねむりと記憶」という記事にぶつかったのですが・・・→(Click!)
現在は眠らない人・代表で「さんまシステム」の更新が楽しみなほぼ日睡眠論。しかし、この「ねむりと記憶」は、暗記についてかなり参考になるものだと思います。
むやみに活用暗記に苦しむより、寝ろ!
の心意気で、寝る前にちらっと活用表を見て、おまじないのように唱えて電気を消す。
昨日ラテン語の名詞活用を思いっきり忘れていてかなりガーン!!(←古いなぁ)だったので、ちょっとラテン語のデクリネゾンで実験してみようかな。これについては、追記をしていこうと思います。
e-cor フランス語コミュニケーション教室 第6回
自分から離れると、ぶれる。
昨日は、親知らずの内部が炎症を起こしている為、抜歯ができずに終わり、
更に風邪気味でくしゃみとまらず・・・
プリンターが壊れて印刷はできず・・・
本日の授業は非常にリズムが悪くて申し訳ありませんでした。
かなりの時間オーバー、YKOさん、間に合ったかな?!ごめんなさい。
本日のe-corフランス語コミュニケーション教室は、前回に続き冠詞。
冠詞というのはフランス語をフランス語たらしめるものなので、ややこしいのです。
(フランスたらしめるものは、だいたいややこしいです。)
前回の定冠詞、今回の不定冠詞。
使っていくうちに肌に馴染んでくるので、それまでは少々我慢です。
今回はまだ触れていませんが、あと一つ、部分冠詞というのをマスターしてしまうと大分フランス語の「視点」というものが見えてくるのではないでしょうか。
外国語を学ぶ、というと、文法や発音といった決まりごとを習っている、というのが一般的な意識だと思います。けれど、文法的なルールや発音方法を学びながら、その国の持っている「視点」、物事の「捉え方」というのを感じることで、世の中は幾通りもの考え方が同時に動いていて、決して「絶対」というものがないのだな、ということを知ることができるような気がします。
「常識」「価値観」というのは一定ではない、それを受け入れることで自分がひとつ大きくなるという経験、これが語学の一つの醍醐味かもしれません。
同時に、不思議な大きな「うねり」のようなものがわたしたちを見守っていて、ゆっくりと宇宙を揺らし、その中で人は「ひとつ」のメッセージを感じている、
だからこそ、「大地、地球」に女性(母性)を感じるという一致が、言語の違いを超えて現れるのだと思います。
母なる大地をフランス語では La Terre (ラ テール、女性名詞)