「1Q84」の続編、読みたいような、読みたくないような・・・
LES DIX COMMANDEMENTS DU PROFESSEUR DE FRANCAIS :
Tu répondras à toutes les questions en utilisant des mots simples.
Tu n'oublieras pas que tu as été jeune toi aussi.
Tu devras accepter que tout le monde ne deviendra pas professeur de français.
Tu n'empêcheras jamais quelqu'un d'aller aux toilettes.
Tu ne demanderas jamais la profession des parents de tes élèves.
Tu expliqueras mille fois s'il le faut en gardant ton calme.
Tu ralentiras le cours pour que tout le monde comprenne.
Tu mémoriseras les poèmes que tu fais mémoriser.
Tu seras gentil de t'habiller avec goût.
Tu ne diras jamais que le niveau baisse chaque année.
フランス語教師のための十戒
質問に答える時には簡単な言葉を使うべし。
自分にも「若い」時があったことを忘れるなかれ。
人は押並べてフランス語を教えるために在るのではないことを受け入れるべし。
決してトイレに行きたがる人を留めてはならない。
決して生徒に親の職業を尋ねてはならない。
必要であれば、1千回でも同じ説明を穏やかに行うべし。
クラス全員が理解できるスピードで授業を行うべし。
生徒に暗記させる詩を暗記するべし。
センスある素敵な服装をするべし。
毎年全体的なレベルは下がる一方だなどと口が裂けても言うなかれ。
フランス人(というか、聖書を掲げる国の人々)って「十戒」、好きですよね。
映画を見ると、モーセは海を真っ二つに割ったりして、さすがはヤイベに選ばれたヒーロー、男前に描かれていたような気がしますが、実際旧約聖書に出てくるモーセはみんなを導くどころか、人前で発言するのが恥ずかしいというかなりヘタレな人物だったような・・・
で、十戒をいろんなシチュエーションで作りたがるフランス人→Les dix commandements du poiluこれが元ネタ「兵隊の十戒」。「poilu」というから、ひげ部のためのおしゃれひげのお手入れ方法を戒めるものだと思うところでした。モキュ。
今考えてみると、語学学校の先生たちって絶対これを実践していたと思う。4番のトイレとか、特に。
日本人的感覚からしたら、授業中に黙って教室から抜けてトイレに行くってありえないんですが、語学学校ではとがめられることはまずありませんでした。考えてみれば、これもひとつのカルチャーショックだったかも。
さー、実践できてるかなぁ、フラ語教師の十戒。
悪意なく一千回同じことを説明させられるというシチュエーションは身に起こることがないとは思いますが・・・
多分イラッと来ることなく、説明できると思う。1000回でも。仏語を学ぶってことは仏心を育てることになるのかもしれないです。で、1001回目に切れるかもしれないけど。
ところで、文法的説明を少々加えると、命令文調ながらこの十戒は未来形を使っているところがミソなのです。
普通、私たちが「~しなければならない」と義務を表現するには「devoir」や「falloir」を選びがちなのですが、こういったタイプの文章では未来形で「べし!」というキツめの口調を醸し出すことができるんですね。時と場合によって 謙譲的にも命令調にも、はたまたあいまいさを出すこともできてしまう未来形はなかなかに用途が豊富なのです。
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最近、また絵を描き始めた。腹立たしいことがあったり不安になったりすると、描いたら落ち着く。一心不乱に線を追求している方が頭がからっぽになっていい。
ecorのプロフに今日仕上がったものがあります。
結構前の写真を使ったので、オート・ポートレイトの役割をあまり果たしていない気もしますが、
細かいことは気にしない~