青。
書き時の旬を逃した感にさいなまれつつ、だらだら書きます。お暇ならお付き合いください。 ジャズストリート、鈴木恵QUARTETおよびSEPTET、よかったです~! すごい大盛況でした。第3部、SEPTETになるあたりまで、全く前が見えない・・・飲み物を頼むのに「赤ワイン」とか「コーヒー」とか紙に書いてヒッチハイクを頼む人のように掲げるほどでした。 でも、あの夏の白い光のような雰囲気のある音と、ひっきりになしに開く入り口のドアにかかったチャームのしゃらしゃらいう音がなんともマッチしていました。声も、ライブハウスで聴くのとはちょっと違ったまろやかさに聴こえてますます素敵だったです。EXTENSION 58にしても、鈴木QUARTETにしても、なんとなく「夏」を感じてしまう鈴木ワールド。 今度はフランス語で歌ってほしいわ~(笑)。けだる~いの得意ですしね、フレンチは。 おおのさんの歌声も素敵でした。もっと聴きたかったな。 さて、先週の日曜日、最終日だった「あふれる詩心 版画と陶芸」展を見に長岡の新潟県立近代美術館まで行ってきて、すっかり川上澄生作品にぞっこんです。 「四季のたのしみとらむぷ」も購入。きゅんきゅん来てます。もともと版画や切り絵が好きなのですが、本気で始めたくなってしまいました・・・「ばれん」って聞くとドキドキするほどです。 絵柄のキッチュな感じ、赤・青・エメラルドグリーンの三色使いにうなります。絶妙なバランスのカラフルさ。時々ちらっと不気味な感じがするのもいい。明治の洋と和が混在する一見アンバランスな感じ、異質な感じこそが芸術だという視点も独特です。
棟方志功が版画に転向したのって、川上澄生の「初夏の風」という作品を見たからだったと知りました。実際彼の初期の作品は思いっきり川上の影響を受けていて、こじんまりした感じの、どちらかといえばロマンチックな作品で、ちょっと意外。 さ、多方面からいい刺激を頂いてがぜん創作欲が沸きました。なんかやりたい。なんかやろ!と・・・アコギ再開を宣言。 その昔。下井草で近所のガラクタ屋さんにて3,000円で白いギターを購入したのですが、早速家に帰って鳴らした瞬間、びぃいん、と、弦が切れたのでした。弦だけでなく、そこで私の儚いやる気も切れ、ギターもいつの間にかどこかへいってしまい・・・ と、回想に耽っている傍らで、家に着くなり仕舞い込んでいたマイギターを発掘してくると調弦を始めるナビ君。なんですかその機敏さは。 調弦しているのを見ながら、 弦楽器は、やはりポータブルなものの方がモテるよな~。 目の前でおもむろにピアノを調律されても(できれば、そりゃすごいことなんですが)、あまり「きゃ~かっこいい!」とはならないだろな・・・ などと全国のピアノ調律師さんに失礼なことを考えてしまいました。 弦といえば、三味線の調弦も渋いかっこよさがあります。 大野敬正さん。フランスグーグルで「Shamisen」 「Tsugarujamisen」と入れるとトップで出てきます。新潟・フランス協会のフランス語講座「Vivement Lundi !」に参加して下さっていますが、打ち上げでミニライヴをやってくれました。普段穏やかに見える(というより、周りの女性陣に圧倒されているだけ?!)彼ですが、情熱的なそのパフォーマンスに一同すっかり惹き込まれました。 ロックとブルースの精神が漂う三味線の世界は新しい。五月にはバンドでライヴをするということですので、これは見に行かないと!三味線バンド。
帰り道、彼は私の中学の先輩だったことが判明。世の中狭いです。 そんなこんなで、仕事の合間にあちこちから様々な刺激につつかれているのでした。