めずらしく。
思い立ってクッキーを作ったりした先週でした。
ご無沙汰でございます。
できたと思ったり、練り直してみたり・・・講演ってのは難しい。
日ごろの適当さが首を絞めています。
とうとうゲーテなんかまで引っ張り出してきちゃったりして(←病院で手塚治虫の「ネオ・ファウスト」を読んだ影響。セミナーではゲーテは引用しない予定ですのでご心配なく。)
フランス語話者の日本人にお聞きしたいことがあるんです。
非常に漫画チックな話なのですが、
中級レベル位の時、「二重人格現象」って起きたりしませんでしたか?
フランス語でしゃべっている時は日本語の自分よりもアグレッシブで(これはま、言語上仕方ないんですが)、開放感を感じるような、ラリッてるに近い高揚感とか無敵感。
・・・私だけでしょーか・・・
フランス語を本気で学びだすと、頭の中でテリトリーのようなものができると思うんですが、日本語野との間にはっきりとした「壁」があって、日本語からフランス語に切り替える時はスイッチが入るような感じ。
今は、「フランス人」の私はほぼ「日本人」の私に同化した、というか、混じってニュータイプになったという(ネオまり?)感覚に近いので、脳内の「壁」は網戸化して、その間を2言語(+その他)の概念がクラゲのように漂っている・・・という感じ。
だから、フランス語で考えつつ日本語で話したり(逆もあり)。
言語学は3年間初歩をならっただけで、Science de languageはほとんど触りだけしかやらなかったのですが、続けていればこういった話題も出てくるのでしょうね・・・楽しそうな、ラるゲ(larguéついていけない)分野のような。
「箴言と省察」といえばラ・ロシュフーコー、と思っていましたが、ゲーテのも面白いです。
「ある人がティモン*に子供の教育のことで教えを求めた。「お子さんがたには」と彼は言った、「どうせわかりっこないことを教えさせなさい」。 *ティモン(紀元前約320-前230)はギリシアの哲学者で、人間ぎらいとして有名であった。