in extremis. (ぎりぎりのところで)
午前3時に朝帰りしてきたひと。茶色のでっかい野良猫に追い詰められ、だんごむしのようになっているところを発見、危機一髪で救助される→即シャンプー、という予想を裏切らない展開でした。
本日の新潟日報をごらんになった方に声を大にして言いますが、あの写真は3割り増し膨らんでます!誰がなんと言おうと、膨張してます!だから写真はキライなんだ・・・しかも、下から上へというアングルは一番女性が嫌うポジションじゃないですか・・・
アモールの生徒さんにも「なんかふっくら写ってましたね~」と言われる始末。
ダイエットしよ・・・。
「新聞、見ましたよ~」と言われる度に「み、見ないでよ!!」と飛び掛りたい衝動に駆られるも、ナント文庫設立のためには沢山の人の注目が必要になってくるし・・・という激しいジレンマに苛まれ、挙動不審な一日でした。
私が今、市に持ちかけている「ナント・ライブラリー」は、姉妹都市になるナント市に関連のある書籍・音楽CD・映画DVDを揃えて、新潟市民が、姉妹都市になるナントの街の風景や文化について気軽に触れることができるようにするというもの。
ナント市は芸術の面でもバランスよく有名人を輩出している都市で、有名どころで言えば、
文学はジュール・ヴェルヌ。
映画はジャック・ドゥミ。
音楽は、この間来たロワール管弦楽団もすばらしいですが、なんといっても(だじゃれでなく)「La Folle journée(熱狂の日)」発祥の地。更に、ポール・ラドミローというすばらしい作曲家もいます。
こういった人たちの作品を、ナントの風景を切り取った写真集(美しいものが沢山あります)と共にまとめてコーナーを作りたいのです
ナントにはシーザーの時代から続く長い歴史があって、その中には、宗教戦争に巻き込まれて集団殺戮の舞台になったこともあり、第二次世界大戦での「人質50人」の暗い思い出もあります。映画「水曜日は大忙し!」に描かれているように、覚せい剤のヤミ取引もあったりする街です。まもなく一周忌になりますが、日本人学生が不幸にも命を落とす事件もありました。
フランスという国は、私たち日本人にとっていつの時代も憧れの対象ですが、私たちが見ているものはほんの一部分でしかなく、リアルではないという感触があります。
ひとつの街の光と影を、現地に行かずに理解するというのは難しいかもしれませんが、興味を持って眺めることが相互理解の一歩となるのだとしたら、その機会を提供するのに図書館という媒体は最適なのでは。
新潟にはないもの、新潟と似ているもの・・・探していくことで、「新潟」や、そこに住む「自分」というヴィジョンをもう一度考え直す、「Renaissance」のきっかけになるといいな、と思っています。