みなさま、明けましておめでとうございます。 2006年にご挨拶ができないまま年越ししてしまい大変失礼をいたしました・・・。
フランスに来て、初めて年末に「大掃除」なるものをやりました。
もともと荷物が(不必要に)多いたちでしたが、それにしても5年で塵も積もればTour de Bretagne(超地元ネタ)とはよく言ったものです。
きっかけは、今頃Karen KingstonのCREATING SACRED SPACE WITH FENG SHUIだったりします。
日本ではCLEAR YOUR CLATTER WITH FENG SHUIが翻訳されて有名みたいです。 風水についての知識は全くないのですが『家はその人を象徴する』ということにぎくり、としました・・・。
実際、今まで住んだアパートも、今のものも、その時々の私そっくりでした。 この本を読んでいると、とにかくもう今すぐあれも処分しよう、これも整理しようというすごいエネルギーが沸いてくるところがまずすごいです。
『物にはすべて「気(エネルギー)」がある』ということ、雑然としたところではその方々に放たれたエネルギーが意識に影響してくるし、物を溜めればそこに余計なエネルギーも溜まってしまう。すべてが住んでいる私に影響して、集中力散漫にしたり、思考がクリアーにならなかったりという原因になり、果ては住居の外の人間関係、プロジェクト、仕事などにも影響するということ、いちいち納得。
人間関係、起きてくる現象はすべて鏡、という考え方が、たくさん「痛い目」にあったり、助けてもらったりしてやっと腑に落ちたと思います。 たとえ一方的に相手がひどい、という状況(いじめとか、ストーカーとか)であっても、その現象の責任は50/50。
なぜなら、その現象が起こるにはどうしても相手と自分の二人の実体が必要不可欠だからです。 その上で、たとえば表面上は一方が行動を起こして他方に被害を与えているように見えても、実は被害を受けている方が、心の深いところで相手のアクションを引き起こすだけの強いエネルギーを出しているということがほとんどなんだと思います。 だから、相手は代わっても何度も同じような被害にあってしまう。
本当のテラピー(癒し)は、その根本的な原因を探り当てて、本人がそれを自覚し、変化しようという動きを促すもので、様々な方法があると思う。 いい人間関係に恵まれたかったら、自分に集中をして自分自身の思考レベルをあげること。
毎年、今年のキーワードというのを勝手に作っているのですが、今年はどうやらこれに決まりそう。
「The Fine Line」
Paul MacCartneyのアルバム「CHAOS AND CREATION IN THE BACKYARD」より。
自分の「芯」をまっすぐに保つこと、太極拳では天地と繋がりなさいと言われること。
「ファインダー」がぶれないように、自分が何を考えているのかに「細心」の注意を払うこと。
自分の目指す「ライン」に進むこと。
心も身体も「fine」= 健康であるということ。
Être à jour (その日を生きること)。
感謝をすること。
年末年始、こんなことを考えていました。 写真は「うそつきのかみさま」。
と言っても、本当は全く逆のお守り。 9歳のとき、パリで父のルームメイトだったセルジオが、別れ際にくれた置物。
「まり、この置物はね、まりがうそをつく度に黒ずんで来て、最後には粉々に割れちゃうんだよ。だから、うそをついたらだめだよ。」
あれからもう20年経ちましたが、かみさまはまだ破壊されていません。 お陰で、わたしはうそつきにならずに済んでいます。
みなさま、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。